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大吟醸の醪が最適期を迎えたので今日は吊るしです。
大きなひしゃくでタンクから汲み上げ、大きな漏斗を通じて酒袋に入れます。
かぐわしい香りがあたり周辺にぱあっと広がります。
酒袋の上部に吊るすための紐を通します
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7リットル程度入った酒袋を持ち上げタンクの周りに縛り付けます。
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酒袋の網目から、酒のしずくが袋の表面を伝い、集まり、自然の法則でぽたぽたと時には筋状になってすーっと落下してきます。
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今年の出来具合はいかに、杜氏の気持ちは緊張します。
1本目、2本目、3本目と18リットル貯蔵します。斗瓶の順番により味わいが異なります。
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杜氏は品質を最初に確かめます。
明るい表情を見ると第一段階では合格のようです。
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これからマイナスの冷蔵庫に数日保管し、酒粕などの浮遊物質を沈殿させます。これを滓引きといいます。味と香りの調和か整ったころあいを見て殺菌します。
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