天吹酒造

おしらせNEWS

2018/03/09 会長日記

復興応援酒「絆伝心」7年目 発売中

東日本大震災 福興応援酒「絆伝心」造り続けて7年目の歳月が経過しました。
宮城から佐賀まで7年間酒米を運んでいただいた吉野ヶ里町に本社がある株式会社トワード友田社長さまに感謝です。

12月お米が当社に運ばれました。直ちに自家精米機で55%まで磨きます。数日保管後、酵母を育てるため酒母麹を造ります。
酒母(しゅぼ)とは読んで字の如く酒を造る酵母菌を育てる母のようなものです。麹と蒸米を使い甘酒を造ります、甘酒は酵母菌の栄養源です。甘酒が出来ました、雑菌の繁殖を抑制するため天然の乳酸を添加し、絆伝心造り担当のいちご酵母を入れます。
毎日育ち具合を観察し8日で出来上がり。

本仕込みの麹造りが始まりました。ボランティアのみなさまも麹造りはベテランの境地かも(^_^)一日目引き込み麹を育てる室(むろ)に適度に冷やした蒸米を運び込みます。種麹を散布するため蒸米を均一に広げます。

種麹は古川さんに散布していただきました。
米粒に数個は麹菌の胞子が着くように計算されています、まんべんなく付着するよう一定のテンポで動きます。
気流が乱れないよう他の人は座して静かに待ちます。数分間舞い上がった胞子が落ちるまで静寂の時間です。

翌日は「盛」の日です。
ボランティアの方々においでいただいたとき「盛」は終了していました。
原因は麹菌の繁殖スピードが予想より速く、目標の温度まで上昇したので手入れが早まったのです。麹菌という生きもの相手なので想定外は発生します。

早朝夜明け前出麹です(写真)
種麹散布から48時間経過し酒造りに必要な酵素類が麹の中に蓄積されました。お米を溶かす液化酵素、お米の澱粉をブドウ糖に変換する酵素等です。42℃付近暖かい麹を冷やすため手を入れると心地よい温さです。「ありがとうよく頑張って育ってくれたね!」そんな気持ちにさせてくれます。冷えたら暖かい室から出します。麻布に広げ冷蔵庫に保管し明日から仕込みに使います。

留仕込みです。
仕込みは酵母菌の増殖を考え、仲、留と3回に分けます。
25日間発酵は続きます。


3月11日 みなさま飲んでいただきたい。今年は昨年産との飲み比べも企画します、お楽しみに。
販売と復興応援にご協力いただける酒販店さま
宮城県石巻市 渡利商店 電話0225-23-1627 
佐賀市 しめなわ酒店    電話0952-26-9577
佐賀市 朝日屋酒店          電話0952-20-2234
佐賀市 山田酒店              電話0952-23-5366
神埼市 お酒ひろば     電話0952-52-7005
鳥栖市 原岡酒店      電話0942-82-4569
武雄市 田栗酒店      電話0954-22-4296
鹿島市 ありあけ酒店    電話0954-62-0882
唐津市 酒のナガタ     電話0955-74-2918
みやき町 天吹酒造     電話0942-89-2001
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