天吹酒造

おしらせNEWS

2025/06/27 おしらせ

5月蔵見学のお客さま



快晴で中庭の緑が美しい午後に、お近くにお住いのお客様が神奈川からのお客様をお連れくださいました。皆様大変仲が良く和気あいあいとした雰囲気でのひと時でした。
 
見学中は、会長からのクイズ形式の問いかけにも、皆様がお互いを応援しあってチャレンジしてくださり、チームワークの良さが大変印象に残りました。
貯蔵中のタンクに貼られている掲示に目を留められ、佐賀県産の食用のお米「さがびより」を使用した日本酒があるとお気づきになられ、皆様で盛り上がっていらっしゃいました。

2名様が利き酒体験にご参加くださいました。
まず純米吟醸雄町生と生酛純米大吟醸雄町をご紹介し、同じ酒米、雄町を使用し、花酵母が異なる2種類の違いを比較していただきました。ナデシコ酵母の華やかな香りを特に気に入っていただけたようでした。

つづいては同じ花酵母を使用し、お米が異なる2種類を利き酒していただきました。
純米大吟醸50、純米大吟醸愛山はともにオシロイバナの花酵母を使用しています。
いずれも香り高く、人気の商品ですが、お客様は、お米の違いを鋭く感じ取られて、味わいの違いを楽しんでくださっていたようでした。
純米大吟醸愛山の洗練された味わいが特にお好みに合っていたようです。

ご自分のお好みをしっかり把握していらっしゃることにびっくりいたしました。
さらに喉を通った時の感想にまで言及なさり、丁寧で細やかに味わってくださる姿勢に日本酒への深い愛情を感じました。


アメリカからのお客さま
蔵の入り口に掛けられている杉玉のこともよくご存知で、茶色に色づいた杉玉をご覧になって、即座に「熟成している色ですね」と仰いました。他にも原酒や生酒、酒米の「愛山」など、日本酒にまつわるキーワードもたくさんご存知でした。
酒造りシーズンは4月に終わったばかりですが、酒蔵にお入りになった瞬間、日本酒の香りを鋭く感じ取られ、良い香りがすると仰いながら明るい表情になられました。
 
木製の道具類を展示している2階も好評でした。
虫がいないことにお気付きになり、「なぜここには虫がいないの?」とご質問をいただきました。
初めてこのような内容のご質問をいただきました。お客様の洞察力の高さにびっくりいたしました。
すでに酒蔵見学のご経験もおありで、酒造りには「清潔」がとても大切な条件であることを肌で感じ取っていらっしゃったのかもしれません。
 
ご訪問前に弊社について調べてくださっていたようで、IWCトロフィー受賞酒天吹純米大吟醸に関心をお持ちで、味を見てみたいとのリクエストをいただきました。併せて、同時期にフランスのコンクールKura Masterで金賞を受賞した生酛純米大吟醸雄町と純米大吟醸愛山もご紹介すると、こちらにも興味を持ってくださいました。

せっかく日本にお越しになったので、生酒もおすすめしてみました。
じっくり利き酒をしていただいている間に、グラスにお注ぎした日本酒が少しずつ室温に近づいてくると、さらに香りがふくらんできましたね、と嬉しそうに味わってくださいました。
一つひとつメモを取ったり、お二人でじっくり会話なさったりして、大変丁寧にテイスティングしてくださいました。
 
事前にリサーチなさっていたIWCトロフィー受賞酒天吹純米大吟醸が、お客様のお好みに合っていたようでほっといたしました。
お二人が終始穏やかな笑顔を絶やさず、酒造りや日本酒の味わいにご興味を示してくださるお姿からは、日本酒のことを大切に思ってくださっていることが感じられ大変嬉しかったです。


北海道からのお客様
ご自宅のお近くに、天吹の日本酒を豊富にお取扱いいただいている酒屋さんがあり、季節限定の日本酒を含め、すでに多くの日本酒を召し上がっていただいておりました。初めての九州旅行をお車でお楽しみの中、天吹酒造へもお立ち寄りいただきました。
 
すでに日本酒についても、花酵母についても、充分にご存知でいらっしゃいました。
蔵見学では普段、クイズを交えてご案内をすることが多いのですが、ほとんどのクイズに軽々と正解されました。
お客様の正答率が低いクイズも含まれていましたが、日本酒造りについてしっかりご存知でいらっしゃるのでしょう、解説まで完璧でした。
 
4月に酒造りシーズンが終わったばかりですが、瓶貯蔵をしている冷蔵庫では、扉を開けた瞬間に日本酒の良い香りを感じていただくことができました。日本酒の香りを感じ取られた瞬間、お客様の表情がパッと明るくなるのを拝見したり、「わぁ、良いにおいがする!」というお声をお聞きできるのは、蔵見学に来ていただいてよかったな、と喜びを感じる瞬間のひとつです。
 
「日本酒は何のために造られたと思いますか?」というお話をいたしました。
日本酒は神様にお供えするために造られたと言われています。
乾杯の席では、皆様の健康、幸福、成功、飛躍等々、私達がさらに幸せになることを「祈念」して乾杯をします、願いや思いを「祈念=祈り念じる」相手は、日本の神様です。日本の神様は、日本酒で乾杯をし、願いごとをした方が喜んでくださるのではないでしょうか。

「日本酒で乾杯、いいよね~!」と言っていただきました。賛成のお声をいただいて大変嬉しく、そして心強く感じました。
 遠いところからわざわざご訪問いただいきましたおかげで、北海道にも日々の暮らしの中で天吹の日本酒を楽しんでくださるお客様がいらっしゃることを実感でき、心からありがたく感じました。



香港からのお客さま
すでに香港でお取扱いいただいている日本酒についてよくご存知でいらっしゃいました。
日本語が堪能なお客様がお連れ様に通訳をしてくださいました。1週間のご旅行の最中とのことで、前日は別府を楽しまれたそうです。
フレンドリーでエネルギッシュなお客様で、リアクションもわかりやすく、ジェスチャーを交えながら会話を盛り上げてくださり、言葉の壁を感じさせない明るい雰囲気をつくってくださいました。
 
醪タンクの前では、温度管理のお話をいたしました。「発酵=温める」というイメージをお持ちだったようで、実際には、それとは逆に、醪の温度が一定温度より高くなると、タンクの胴の周りに巻いたマットの中を冷水が流れてタンクを冷却するようになっていて、醪は低い温度で発酵させていますという説明に、驚いていらっしゃいました。

またタンクを前に、櫂入れのジェスチャーをして見せてくださいました。日本酒造りに深い関心を寄せてくださっているのがわかりました。
日本酒だけでなく、日本の伝統的な建築についてもご興味を示してくださいました。
麹室とステンレスの醪タンクの間の吹き抜け部分で、上の方をご覧になった際に、通し柱にお気付きになりました。
さらに木組みの造りにも注目され、このような建物は日本にしかなく、中国でも香港でも見ることができないものだと仰って、柱や梁の接合部分の構造をじっくり観察していらっしゃいました。

酒蔵に入る前に、妻壁の風神様の鏝絵をしっかりご覧いただいており、モチーフが風神様であることもご理解なさっており、「なぜ風神様なのですか?」とご質問をいただきました。「天から吹く」と書いて「天吹」という銘柄との関係を頷きながら聞いてくださいました。
 
試飲では、生酛純米大吟醸雄町のラベルに記載された「生酛造り」という語に目を留められ、ご質問をいただきました。
生酛造りと山廃仕込についてご説明すると、「メモします!」と仰ってメモを取られました。
酒米についてもよくご存知で、愛山を使った日本酒がお好きとのことでした。

最後にたくさんのお買い物をしていただきました。全部で13本ご購入いただきました。


東京からのお客様
日本酒についての知識も豊富で、見学中にお出しするクイズの数々も即答で正解されました。
会長も、お客様に合わせて上級編の説明を織り込まれてご案内をされ、いつもとはひと味違う蔵見学となりました。
 
すでにお持ちの知識をさらに深めるように、多くのご質問もいただきました。
たとえば、日本酒の種類についても、その分類の基準もご理解なさっていましたが、醸造アルコールの原料についてご質問をいただくなど、より専門的な関心をお持ちでした。
また、地元の酒造好適米「さがの華」は、東京のお客様には馴染みの薄い酒米だったようで、蔵に貼られていた表示にあったその名前がお客様の目に留まったようでした。原料のお米についての話題から、天吹では飯米でも日本酒を造っていることも併せてお話しいたしました。
 
2階では、木桶の中に1点、タガが緩んで下にずれたものがありますが、「タガが緩む」、「タガが外れる」という慣用句の語源とも言える光景をご紹介すると笑いながら納得されたご様子でした。

ふとした雑談から、会長と「忍耐」についてのお話をされたようです。
自分と異なる意見を聞いても、感情的になって反発の言葉を返すのではなく、相手の気持ちを受け止める包容力…お二人からそこはかとなく感じられた落ち着きや包容力は、お仕事を始め、ご経験の積み重ねの賜物のように感じました。
 
蔵見学の冒頭で、花酵母は個性豊かで、そのような花酵母を10種類以上使い分けて色々な味わいの日本酒を造っているとのご案内していたこともあり、それを確認するように、丁寧に利き酒をしてくださっているご様子でした。
「おいしい」と何度も仰ってくださり、大変嬉しかったです。



フランスからのお客様(お二人でしたが写真はお一人が代表で)
日本語はお話しになられませんでしたので、カタコトの英語と翻訳アプリを使用してコミュニケーションを取りました。
 お客様は天吹のことはご存じなかったそうですが、福岡で天吹の酒蔵見学をおすすめしてくださった方がいらっしゃったそうで、思いがけないご縁からお越しいただき、旅の思い出のひとつとして日本酒に触れていただけたことを大変嬉しく思います。

蔵見学では、特に花酵母について興味を持たれ、花酵母を使用する前はどのような酵母を使用していたのかご質問をいただきました。
また、麹室の前で、麹の役割のお話をした際には、日本酒を含む日本の伝統的酒造りがユネスコの無形文化遺産に仲間入りしたこともお伝えしました。海外のお客様にも私たちの食文化を共有できる喜びをお伝えしたところ、とても温かい笑顔を返してくださいました。
 
お二人とも利き酒体験にご参加いただきました。
利き酒では少量ずつのテイスティングをご希望され、すべて飲み干されるのではなく、テイスティング専用のバケツをご利用になる本格的なスタイルでした。香りや味わいの繊細さに真摯に向き合ってくださいました。
また、ワインの本場フランスのお客様らしく、ワインのことを教えていただく場面もあり、お住まいの地はアルザスワインの産地でした。

甘口の純米大吟醸バナナ酵母生を召し上がられると、アルザスには遅摘みのブドウを使った甘口のワインがあると教えていただきました。
純米大吟醸バナナ酵母生をテイスティングなさって、思い出されたようでした。
教えていただいた甘口のワインを探して飲んでみたいと思います。
 
利き酒後にはお買い物もしていただき、純米吟醸雄町生、純米大吟醸りんご酵母、純米にごり雲、大吟醸粕取焼酎、teteアロマティクスジャパンボタニカルズをご購入いただきました。
ワイン文化が根付いた国のお客様に、実際に味わって気に入っていただいた日本のお酒を多数ご購入いただけたことは、感慨深いものでした。



上海からのお客さま
お客様は日本によくいらっしゃる機会がおありとのことで、日本語でのご案内でご理解いただけました。大変仲の良いご家族で、とても礼儀正しく友好的に接してくださり、明るく温かい雰囲気をお持ちでしたので、ご一緒させていただき大変楽しかったです。

見学中はコミュニケーションの点でお互いにうまく表現できないことがあっても、感覚的に伝わる場面が多々あり、日本の文化は、中国や韓国からの影響を受けながら成熟してきたことを改めて実感する貴重な機会となりました。
 
蔵の前では、風神様の鏝絵にもご注目いただきました。
風神様を選んだ理由については、銘柄の「天吹」の漢字から、すぐに察していただくことができました。言葉は違っても漢字という共通点があるおかげで感覚的に分かり合える部分があることを大変嬉しく感じました。
 
麹室の前で麹のお話をすると、「麹は中国にもあります」と教えていただきました。
私たちが使用している米麹と同じものではないですが、中国でお酒や醤油を造る時にも麹は活躍しているようです。
また、麹室の出入り口にある御幣(ごへい)についてお尋ねいただきました。
日本酒は神様にお供えするために造られたというお話や、毎年酒造りシーズンが始まる時に神事を行うこと、お尋ねの御幣は、神事の際に宮司様からいただくことなどをお話しいたしました。
 
ご家族全員で利き酒を体験してくださいました。
3名様それぞれのグラスに違うお酒をご紹介し、グラスをシェアしていただきながら、色々な日本酒をテイスティングしていただきました。
同じ酒米の雄町を使用した日本酒で、花酵母の違いによる特徴の違いを体験していただきました。終盤で純米大吟醸愛山をひと口召し上がられると、すぐにお客様の表情がぱっと明るくなられました。とても気に入っていただけたようで、1升瓶をご購入いただきました。

フェイスブックアドレス
インスタグラムアドレス
天吹ファンクラブに登録いただければ情報発信いたします。
蔵元小売部 旨き酒揃っています。営業時間:8:00-18:00    
土日祭日は店休日 12:00-13:00 お昼休み
ネットショップもございます 
お近くに買える店が無い場合ご利用下さい。

 
一覧
ページトップへ