7月蔵見学のお客さま
ご出身は関東で、現在は食の分野での起業に向けて、お勉強を重ねる日々、各地を回って生産地や製造現場を精力的に訪ねていらっしゃるとのことでした。佐賀県では、有明海の海苔や嬉野茶について学ばれた後、酒蔵見学にお越しくださいました。蔵見学の後は、醤油の醸造所を訪ねるご予定だそうで佐賀県は想像を上回る食の宝庫だったと感想を述べていらっしゃいました。
また、デンマークとのご縁をお持ちで、デンマークで天吹の日本酒を召し上がられたことがおありだそうです。
蔵見学では、酒造りの工程に沿ってご案内をいたしましたが、お客様は、現在の造り方だけでなく、「昔はどうしていたのか?」や、「それが無かった時代はどうだったのか?」という点にも関心を寄せられ、ご質問いただく場面もあり、そのポジティブなご姿勢が印象的でした。
天吹酒造の酒造りの大きな特徴である「花酵母」についてお話しした際には、花酵母を使う前はどうしていたのかという疑問をお持ちになり、蔵付き酵母や協会酵母についてお話をいたしました。
また、酒母の育て方についても、速醸と併せて、生酛造りや山廃仕込みについてもご案内をし、山廃という言葉が、「山卸を廃止した」を略したものだとお話しをすると、「そうだったのか!」と、表情がぱっと明るくなられました。
製造現場をご覧いただくことで、これまで単体の知識だったのもが繋がり、具体的なイメージを膨らませながら、ご理解を深めていただけたようです。
この日は偶然にも、酒蔵の隅で海外向けの出荷準備の作業中でした。
お客様は輸出にもご興味がおありだったようで、準備に携わるスタッフにも積極的にご質問を投げかけられ、輸出用商品の出荷準備を行う際に気を遣う点や大変な点などをお尋ねになっていました。
お車でお見えだったため、利き酒体験をしていただくことはできませんでした。 今後のご活躍を心よりお祈りいたします。

佐賀からのお客さま
敷地が県道に面しているので、皆様、天吹酒造の存在を知ってくださっていたようですが、
今回敷地の中に入ってみられて、敷地がこんなに広いとは思わなかったと仰っていました。
冒頭では、天吹酒造の酒造りの特徴である花酵母についてご紹介いたしました。
他の酒蔵さんはどのような酵母を使っていらっしゃるのかというご質問をいただきました。
協会酵母のお話をして、協会酵母には番号が付されていることをお話しすると、お客様の中に日本酒に詳しい方がいらっしゃり、以前から番号が記載されている日本酒があることに気づいていらっしゃったそうですが、その番号の謎が解けてすっきりなさったようでした。
皆様、建設のプロフェッショナルでいらっしゃるので、100から150年前の母屋、中庭、井戸、酒蔵など、建物についてはご案内が要らないほどで、皆様のリアクションからこちらが学ばせていただくこともありました。
仕込み蔵に近づくとすぐに鏝絵にお気付きになり、左官職人さんの技術の高さに感心なさっていました。
鏝絵の風神様と銘柄の「天吹」についてお話しをすると、「では、銘柄の「天吹」の由来は?」と、さらに興味を示してくださいました。
プロならではの視点で2階をご覧になり、珍しい造りや工夫にお気付きになっていました。
50年ほど前まで実際に使用していた木桶の前でも、職人さんの手仕事の素晴らしさに感心なさっているようでした。
竹で編んだタガや竹製の釘など細かいところまでじっくりご覧いただきました。
「木桶の方が人間より長生きだね」とお客様が仰いました。
初めてお聞きした着眼点にハッとさせられました。
人が造ったものが大切に手入れをされながら、造り人の寿命を超えて後世に伝えられていくことの尊さを改めて感じさせられました
見学後はお仕事がおありとのことで、利き酒体験は行わず、お買い物を楽しんでいただきました。

佐賀県観光連盟様が、韓国の旅行関係業者のお客様向けに、県内の施設や観光素材を紹介なさる取り組みの一環として、酒蔵見学にお立ち寄りただきました。 会長のご案内に、皆様、熱心に耳を傾けていらっしゃいました。
花酵母で日本酒をつくっている酒蔵は珍しい存在なのか、花酵母がどのようにして発見されたのかということにご興味をお持ちのようで、ご質問への回答を深く頷きながらお聞きくださいました。
ワインとは違い、麹を使って造る点も、日本酒造りの特徴的なところですが、日本酒にとっての麹の役割や重要性についてのご説明もいたしました。「ヌルク」という韓国の麹を交えてのお話しだったため、日本の酒造りを、より身近に感じていただけたかもしれません。
見学の終盤には蔵の2階へご案内し、日本の伝統的な建築様式が残る梁や柱を間近でご覧いただき、約50年前まで現役で活躍していた木製の桶や道具についてご説明いたしました。木桶の内側には、とある果物で造った液体を塗って、木肌を強くしています。
同時に抗菌効果も期待できるのですが、蔵見学中によく「この果物とは一体何でしょう?」とお客様にクイズを出題いたしております。
正解率は低いのですが、この日は見事正解をお答えいただき盛り上がりました。
利き酒体験では、純米吟醸雄町生、生酛純米大吟醸雄町、純米大吟醸バナナ酵母生をご紹介いたしました。
まずはナデシコの花酵母を使用した純米吟醸雄町生を試していただき、その華やかで上品な香りを体験していただきました。
続いて、生酛純米大吟醸雄町をご案内いたしました。
こちらは、1杯目の純米吟醸雄町生と同じ酒米を使用し、同じ仕込み水で醸しており、大きな相違点は花酵母となります。
生酛純米大吟醸雄町に使用している花酵母はシャクナゲです、酵母を変えるだけで、香りや味わいの異なる日本酒ができあがる不思議さを、鼻や舌をフル稼働して感じていただけていたら嬉しいです。
3杯目は、印象がガラリと変わる純米大吟醸バナナ酵母生をおすすめいたしました。
完熟バナナによく似た香りや甘口の味わいにインパクトがあり、皆様の印象に残ったようでした。
この度のお客様は皆様、ほとんどのご案内を日本語で問題なくご理解なさっていらっしゃり、驚きました。
観光業を担う方々の高い言語力と理解力に感銘を受けるとともに、そのようなお客様のご尽力により、私たちの食文化の歴史や魅力を、海外のお客様にも体験し、楽しんでいただけているということをあらためて感謝する機会となりました。

佐賀、長崎からのお客様
社員旅行でお立ち寄りいただきました。
日頃から日本酒に親近感を持ってくださっているお客様が多かったようで、皆様、会長のご案内を興味深そうにお聞きいただきました。
利き酒体験は、1杯目の純米吟醸雄町生の華やかな香りに驚かれた方も多く、新しい日本酒の一面を感じてくださったお客様もいらっしゃったようです。甘口で飲みやすい日本酒ですが、糖類を添加した日本酒とは一線を画す上品さやキレがあります
あるお客様が、「昔の日本酒の中にはベタベタとした甘さがあって、それが苦手たったけれど、この甘口のお酒は美味しく感じます」と感想を述べてくださいました。さらに昔の日本酒の味にマイナスの先入観をお持ちのお客様がいらっしゃることを、私どもと一緒に残念がってくださるお客様もいらっしゃり、大変心強い思いがいたしました。
確かに昔は、時代背景などやむを得ない事情により糖類や醸造アルコールを添加した日本酒が普及し、マイナスの感想や経験談をお持ちのお客様もいらっしゃることだと思います。
しかし今日、原料にこだわり、伝統を守りつつも新たな技術や発想を取り入れて進化している日本酒が全国各地で造られています。
この度のお客様のように、今日の日本酒の美味しさを、再発見してくださるお客様が増えると嬉しいです。
男性のお客様ばかりでしたので、2杯目には、辛口の日本酒、純米吟醸ひまわり酵母をおすすめいたしました。こちらは暑い夏にぴったりの辛口です、暑い日にキリッと冷やした辛口の日本酒を気に入っていただけた方が多かったようで嬉しく思いました。
3杯目は、1杯目と同じ酒米雄町を使用した純米大吟醸でした。花酵母が違うだけでガラリと異なる日本酒になります。
実際に味わっていただき、ご購入候補に挙げてくださるほど、気に入ってくださったようでした。
ご旅行のお楽しみとして、夜に皆さんで召し上がる日本酒を楽しそうにお選びになる和気あいあいとした雰囲気が印象的でした。

台湾からのお客様
日本では夏休みが始まったタイミングでしたので、台湾も夏休み中でしょうか、普段はあまりお迎えする機会のないお子様のお客様もたくさんお見えになりました。
皆様の明るくエネルギッシュなご様子から、日本でのご旅行を心から楽しんでいらっしゃることが伝わってまいりました。
見学の冒頭で、通訳ガイドの方が、会長の自己紹介や、天吹酒造の歴史について通訳をしてくださると、それをお聞きになったお客様が、温かい拍手をお送りくださいました。
この度の通訳ガイド様は、事前に日本酒について熱心に学ばれ、移動中のバスの中で、杉玉について説明をしてくださったと伺いました。
その高いプロ意識とお客様への真摯なご姿勢に深く感銘を受けました。
こうしたガイド様の熱意ある努力こそが、お客様の笑顔溢れる旅を支えているのだと改めて感じました。
天吹の酒蔵見学が、この日最初のお立ち寄りスポットとのことでしたが、たくさんのお客様(大人19名様のうち12名様)が利き酒体験にご参加くださいました。特に印象的だったのは、利き酒カウンターでの賑わいです。
皆様、敷地の様々な場所で積極的に記念撮影をしていただきましたが、中でも会長との記念撮影をご希望なさる方が多くいらっしゃいました。
テイスティング中のグラスを片手に、代わる代わる会長と記念撮影をなさり、終始、大輪の笑顔の花が咲き誇っているかのようでした。
普段の利き酒体験では、召し上がられたボトルを撮影されるお客様が多いのですが、この日は、グラスを片手に楽しそうにしていらっしゃるご様子をお客様同士で撮ったり撮られたり、笑顔溢れるお時間をお過ごしになりました。
共に素晴らしい時間を過ごしたという思い出を大切に残そうとされているご様子が印象的でした。
利き酒なさった中では生酛純米大吟醸雄町の人気が高く、店頭でご覧になった中では、超辛口特別純米火入れや日下無双純米大吟醸45をお選びになる方が目立ちました。また、teteアロマティクスジャパンボタニカルズやアポロンピーチといったリキュールも人気でした。
お帰りになった後の試飲スペースは、先ほどの賑わいが嘘のように静まり返り、少々さびしさを感じるほどでしたが、ふと利き酒カウンターに目を遣ると、ご使用後のグラスがきれいに一か所に集められていました。
美しい去り際に台湾のお客様の細やかなお心遣いと美意識を感じました。
皆様の明るい笑顔に、こちらまで幸せをわけていただくひと時となりましたが、最後にもう一つ心にしみるお心遣いをいただき、感謝の気持ちでいっぱいになりました。

地元みやき町のお客様が、宮崎からお越しのご友人様をお連れくださいました。
ご夫妻ともにみやき町のこと、そして天吹酒造について、深い知識と見識をお持ちで、随所で私の案内を助けていただき、終始明るく和やかな雰囲気をつくってくださいました。
大切なお客様を温かくおもてなしなさっているご様子がとても印象的でした。
地元をよくご存知お客様が大切なご友人をお連れくださったこと、そして日頃より天吹の日本酒を応援してくださることは、私どもにとって特別な喜びであり、何よりの励みとなります。
酒蔵に向かう途中、中庭のけやきの木を見上げられたお客様が、「樹齢は300年くらいかな…」と予想され、見事に的中なさいました。
また、蔵の入り口の杉玉や、麹室の出入口近くの柱に祀られている御幣等、日本酒造りには日本の神様の存在が深く関わっていることを窺わせるものに鋭くお気付きでいらっしゃいました。
あわせて、毎年、酒造り期間が始まる時に宮司様においでいただき、神事を執り行っていただくことをお伝えいたしました。
また、地元のお客様は、母屋の居間に大黒様がいらっしゃることもご存知で、紅白歌合戦の企画で嵐の大野さんがお見えになった時のエピソードを交えながら、大黒様をご紹介してくださいました。皆様、お互いの幸せを願うように、丁寧に大黒様をご覧いただきました。
4名のお客様が利き酒体験にご参加くださいました。
純米吟醸雄町生にはナデシコの花酵母を使っていることをお伝えすると、即座に、地元のお客様から、「みやき町には“みやきなでしこクラブ”という女子サッカーチームがありますよ」と、教えていただきました。また、純米吟醸いちご酵母生がかつて嵐の大野さんがお見えになった後、話題になったこともご存知で、お連れ様にご紹介してくださいました。
ワイングラスを使用してのテイスティングを新鮮に感じていただいたようでした。
利き酒では、皆様のご意見が一致し、特に純米吟醸雄町生を気に入っていただけたようで、皆様がお買い上げくださいました。
宮崎のお客様でいらっしゃったので、普段は焼酎を召し上がる機会の方が多いと伺いましたが、宮崎でお持ち帰りになった日本酒を召し上がりいただき、普段とは少し違ったひと時を過ごしていただけると想像すると、とても有難い気がいたしました。

福岡からのお客さま
高校の写真部に所属する生徒さんと、顧問の先生の計9名様が、酒蔵の歴史ある景色を撮影にお見えになりました。
見学開始直後、まずは母屋で天吹酒造について簡単な自己紹介をいたしました。
花酵母のお話をし、日本酒のラベルにも使用している花酵母の名前が記載されています、とお伝えして、実際のボトルをご覧いただきました。
色彩豊かなラベルをご覧になって、「飲んでみたい!」と興味津々の声があがりました。
成人された暁には、高校生の夏休みに酒蔵で撮影をなさった日の思い出を語りながら、日本酒で乾杯をしていただけたら嬉しいです。
母屋を出発し、中庭、酒蔵の1階・2階、再び中庭を通って再び母屋まで戻る行程では、先生方も高校生の皆様も、様々な所で真剣にカメラを構えられ、丁寧に撮影をしてくださいました。
昔の建物に使われている窓ガラス独特の味わいや、精緻な鏝絵等、伝統的な建築の魅力について先生が解説してくださり、「どこを撮っても絵になりますね」とのお言葉も頂戴いたしました。
皆様が熱心に撮影をなさるご様子を拝見しながら、普段何気なく通っている所に、一体どのような魅力が隠れているのだろうと、私自身も改めて興味が湧いてきました。
高校生の皆様が、先生からアドバイスを受けられて、再度撮影にチャレンジされる素直でひたむきな姿がキラキラと輝いて見えました。
「50枚に1枚くらいしか良い写真が撮れないなぁ」と仰る生徒さんもいらっしゃいました。
写真部の皆様は、試行錯誤を繰り返しながら、観察眼や洞察力を鍛え、テクニックを磨くことで、「光と影」「永遠と瞬間」「全体と一部」といった相反する要素の中に存在する美しさを見つけ出したり、物事の本質を捉えたりする力を養い、ご自身の人生を豊かにする学びを重ねていらっしゃるのだろうと拝察いたしました。
生徒の皆様からは、撮影中に、木造の酒蔵の2階では「木って良いよねー!」、母屋の居間の大黒様の前では「大黒様の歯が細かくてすごい!」、「良いことがありそうですね!」といった感想をいただきました。
リクエストをいただき、写真は「天吹」のシャッターの前で撮影させていただきました。
この度のご訪問は、日本酒そのものが目的ではなかったかもしれませんが、天吹酒造という場所が、世代や関心を越えて新たな出会いや気づきを生む場であることを改めて実感するひと時となりました。
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