天吹酒造合資会社コンテンツ
天吹酒造合資会社
HOME 新着&イベント情報一覧 お燗酒を楽しむ小道具

新着&イベント情報

お燗酒を楽しむ小道具

更新日:2011/03/18
春めいてきました。
今回はお燗酒を楽しむ道具を紹介します。
日本酒には冷や、常温、ぬるめの燗など温度帯により、おいしさを感じる酒質の酒があります。
酒の燗を湯煎、やかん、電子レンジなど試してみました。

昔、公民館などで多くの人に燗酒を一斉に出すため、やかんに酒を入れ、ガスで熱することもありました。

酒が触れる底辺は数百℃になります。焦げたような風味も付きます。
「酒の味が変だ」と苦情があり、現場検証すると笑えない話ですがお茶の葉が混在していたこともありました。

電子レンジでチンは簡単です。
問題はレンジは電子の摩擦熱で温度が上昇する原理です。
せっかく時間をかけて熟成し、アルコールや水の分子が塊になってまろやかさを感じさせるのに、レンジでばらばらにしてしまいます。飲んでみると酒の味が刺々しいです。

その点湯煎は100℃以下の温度で穏やかに温度を上昇させるので最適の方法です。
昔、人気のある料飲店様にはお燗担当のおばさまがいてお客様お好みの温度帯を熟知して提供してくれました。

家庭でお燗酒を飲む時も自分でお湯を沸かして湯煎すれば良いのですが面倒ですね。
奥様があなた好みの温度帯で温めて注いでくれるのなら「素晴らしい」と賞賛します。自分でするのが今風ですから(?)。

ポットにお湯は常時あります。
胴の部分に三分の二強(400ml)お湯を注ぎ、お銚子部分に酒を一合(180ml)入れます。

三分間待ちます。
注いだ酒の温度にもよりますがお風呂程度(41℃)のぬるめのお燗が出来ます。

三分間待てない方は冷やで一杯飲みながら待つのはいかがでしょうか。

お燗の温度をかっこ良く表現すると
日向燗(ひなたかん)30℃付近、人肌燗35℃付近、ぬる燗40℃付近、上燗(じょうかん)45℃付近、あつ燗50℃付近、飛び切り燗55℃付近です。

飲食店さまで「日本酒をお燗で」と注文すると「あつ燗ですね」と返事があります。わたしは「ちょうど良い燗で」と言います。
困った顔をされる場合、「ぬるめの燗でお風呂の温度付近」と注文します。

みなさまもお燗の温度帯を「人肌燗で」などうるわしい日本語で表現されたらかっこいいですよ。
日本人の文化度も向上し、外国人に尊敬されるかも知れません。

事前に少量のお湯で
胴、お銚子を予熱すると早く目的の温度帯になります。
余熱に使ったお湯は捨てて新しいお湯を使用するのがコツです。

価格は1,800円で販売中です。商品名 酒燗樽(シュキャンダル)と言います。

酒蔵見学ご希望の方は事前予約下さい。
所用時間は試飲を含めて60分前後です。
10:00~16:00

0942-89-2001 担当金子まで
受付時間
9:00-12:00 13:00-16:00
土曜日、日曜日は休業日です


新着&イベント情報一覧へ