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佐賀を知る旅

更新日:2012/02/10
先週ドイツの上野さまが酒の本出版取材を兼ね来社されました。
私が撮した酒造りや酒蔵の風景も掲載されるそうです。
まだ日本酒になじみの薄いヨーロッパに酒を広めるためシェフとのコラボで料理に合わせた酒の提案をされています。

ドイツの雑誌に「酒のささやきをする人」と上野さんを紹介し、日本酒は神の酒と書いてあり天吹も掲載されました。
私たちメーカーが学ぶべきことも多々お聞かせいただきました。

日本酒は新しい顧客を創ることから始めないと小規模な酒造場は生き残れません。量から質、酒工場と手造り酒造場の差異を知っていただく努力もしなければ。
やるべきことを教えていただいたような気がします。

上野さんを案内がてら佐賀を改めて知ることが出来ました。
棚田百選に選ばれた唐津市相知 蕨野(わらびの)の棚田は良かったです。
今は単なる田んぼでしたがやがて水が入れられ夕日に反射する水面、稲穂が実り黄金色の棚田を想像すると美しいです。

お米は日本人の命と酒を育み、山の傾斜はここで暮らしていた農家のご苦労が忍ばれます。

お米の次は食、有明海の干潟を見に鹿島ガタリンピック会場に行きました。
むつごろう、いそぎんちゃく、ミドリシャミセンガイ、タイラギ、シオマネキなど水槽で見ることが出来ました。
あいにく私たちが海のエイリアンと紹介しているワラスボは展示物です。
階段を下り水辺まで下り、干潟を指先で突っつきました。
柔らかい感触です。もし落ちたら膝下程度までぬかるみにはまるでしょう。夏のガタリンピックは泥んこになって楽しいでしょう。

殻付きの有明産牡蛎を炭火で焼いて食しました。
生きている牡蛎をそのまま殻付きで焼くので塩加減が絶妙で自然が与えてくれた美味です。
ここで辛口の特別純米酒を冷やで飲みながら食したら最高だったろうと思います。

運転手だったので、酒のことはすっかり忘れていました。
残念。

有明海の食材を佐賀の陶磁器に盛られた写真を撮るためあけぼのさんにお邪魔しました。
唐津焼、有田焼などに盛られた佐賀の食材を久しぶりに堪能しながら山廃純米、生酛純米大吟醸、純米吟醸愛山との相性を楽しみました。

上野さまのおかげで私たちも勉強になりました。
秋には出版される予定です。


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