天吹酒造合資会社

純米大吟醸、大吟醸の搾りがこれから７本あります。品評会出品酒のため吊し取り（雫搾り）もします。


1800ｍｌ１万円の価値ある作品も生まれます。発酵の終盤になり香味のバランスが整った日が搾りです。
「今日搾る」と決断するのは杜氏です。

毎日成分分析をして発酵の進み具合をチェックし、搾るタイミングはアナログですが人間の感覚が一番です。
旨い！かどうかは飲む人が感じることなのでそこは人間の五感です。

２日に１本仕込んだ醪が７本、微生物の酵母さん達が造るので機械的には進みません。

今年は寒さが厳しく、発酵期間が例年よりゆっくりです。
機嫌が悪かったり、元気が良すぎたり、色々です。気温の変化や酵母の体調に合わせて品温調整、お水を飲ませたり、毎日香りや泡の表情、ささやきなどを聴いています。

神経が張りつめた日々ですがここを乗り切らないと「金賞」「大賞」「チャンピオン」の栄誉はいただけません。
全国の蔵元が切磋琢磨「お客さまに感動を与えるような味」を目指して酒造りをしています。

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