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酒蔵の風景

更新日:2012/11/22
酒造りが始まりました、製造工程について少しお話しします。


当社では自家精米をしています。
玄米の水分は15%と農産物規格で決まっています、精米をすると摩擦熱で米の水分が蒸発し10%前後になります。
しばらく袋詰して空気に触れさせると空気中の水分を吸収し1%前後増えます。この1%は大事な1%です。

何故なら白米の水分が1%少ない場合吸水率が3%多くなり短時間で吸水し調整が難しいのです。洗米後白米水分が多いといい麹は出来ません。

初めは洗米(米を洗う事)です。白米が水に触れ、水から揚げるのが早くても遅くても駄目です。
掛米(麹の力により溶けて酒になる米)は吸水率30%が目標です。
10kgの白米を洗って水から揚げ計量し13.0kgになるよう事前に昨年実績、今年の傾向を勘案し予備試験して時間を決めます。

例えば10分30秒で決行、3分毎に次の洗いが来るので結果を待って時間の調整をします。
100kg洗うのに40分程度です。
洗う秒数は米の品種、精米歩合、産地、その日の気温、水温等により異なります、小込み、手造りだからこそ出来る技です。
「この酒は旨いね!」を表現するには避けられない工程だと思います。

緊急お知らせ
平成24年12月7,8,9,10日は嵐ファンのために酒造り案内します。ただし9日は午前中です。
詳しくは酒蔵見学をご覧下さい

お近くに酒販店さまがない場合は

ネットショップをご利用下さい。

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