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天吹 復興支援酒 絆伝心 物語

更新日:2012/03/11
これは平成25年1月に昨年を振り返って書きました。

東北大震災が起こった年(平成23年)の初秋、友人の西村一守様から電話をいただきました。
「ちょっと話があります」「酒を造っていただけないでしょうか」


「佐賀から元気を送ろうキャンペーン」委員、西村さんからお聞きしました。
宮城県北部登米市で酒米「イセヒカリ」を栽培している千葉さんは県南部の農作物から放射性物質が検出されずと聞き作付けした。
しかし、風評被害なのか引き取りを断られました。

佐賀に避難経験がある砂子さんがその話を聞き「なんとか力になりたい」と「佐賀から元気を送ろうキャ ンペーン」の西村さんに相談、西村さんは天吹酒造へ、天吹酒造は「放射性物質が検出されない証明があり、少しでも被災地の力になれば」と引き受けました。


酒造りからラベル貼り、販売まで佐賀県内でも多くの方々の善意の輪が広がりました。
酒名(銘柄)は色々提案がありましたが今回皆様の気持ちを表現した「絆伝心」と決まりました。
製造方法は純米吟醸 55%磨き 使用酵母 いちご
苺の花言葉は「幸福な家庭」今回の支援にぴったりです。

「失われた日本人の心」と題した掲載がありました。
「かつて 日本人は清らかで美しかった、かつて 日本人は親切でこころ豊かだった、誰にでも自分のことのように一生懸命尽くしてくれた」戦後の日本人は・・・。

今回の支援の輪に連なって心の奥底にしまわれていた日本人の魂が呼び起こされた気がします。
「佐賀から元気を送ろうキャンペーン」事務局の皆様には朝早くから麹造り、仕込みに参加していただきありがとうございます。
みなさまのやる気に圧倒され力をいただきました。

支援の手を差しのべていただいたみなさまは大勢いらっしゃいます。
このお話はただ単に困った米農家を助けた美談に終わらず、みなさまにお買い上げいただいた支援酒益金の一部を寄付し、さらなる支援の輪が広がることを願っています。

テレビ、新聞に取り上げていただきありがとうございました。
酒造りからラベル貼り、販売まで佐賀県内でも多くの方々の善意の輪が広がりました。

このお酒がみなさまのお手許に届くまでには
ラベルの和紙を提供いただいた名尾和紙さま、
ラベルデザインを多良淳二さま
銘柄ひらめいた事務局のみなさま、
ラベル印刷を快く原価で引き受けていただいた音成印刷さま、
経費削減のためこれからラベル貼りをしていただく事務局とボランティアのみなさま、
宮城から酒米を無償で運んだ株式会社トワードさま、
販売を引き受け利益の大半を寄付されるひのでや酒店さま、
このほかにも支援の手を差しのべていただいたみなさまが大勢いらっしゃいます。

忘れていません 今年も造ります。


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