お酒を造る酵母菌
酒造りは玄米を磨き、酒米を洗い、蒸し、麹を造り、酵母を育て、仕込み、発酵、搾りと進みます。
酒造りの様子を掲載します、今回は佐野担当の酒母についてお話しします。
当社の酵母を育てる方法(酒母造り)は酵母の栄養源として甘酒を造ります、出来上がった甘酒に天然の乳酸を加え酸性の環境を整えます、酸性の環境だと悪さをする悪玉菌が繁殖しにくいのです。
次ぎに花から分離した花酵母を添加します、花酵母は事前に三角フラスコで培養します。
一週間ほど暖かい環境で酵母の増殖を待ちます。
今年使用する酵母はツルバラ、たんぽぽ、アベリア、いちご、ベコニア、なでしこ、いちご、月下美人、ひまわり、しゃくなげ、コスモス、マリーゴールドです。
それぞれ個性がある娘や息子たちよろしくお願いします。
江戸時代から続く生酛、山廃造りの酒母も育てます、この方法は蔵に住んでいる乳酸菌を育て、酸性の環境を作り、それから酵母を添加するので完成まで一ヶ月時間が必要です。厳しい環境の中で生き残った酵母菌だけが育つ製法なので技術が伴います。
お酒の味は音楽にたとえればオーケストラの様に広がりがあり迫力を感じます、当社の現代流は三重奏のようなき綺麗な味わいです。
お酒の味はお好みです。
今回の花酵母はたんぽぽ 当社初挑戦です、純米大吟醸を醸します、来年秋まで熟成期間を取り、味わいが丸みを帯びた時期に発売されます、乞うご期待。
12月には初しぼり、大吟醸冬色 発売です。
大好評で完売状態の純米吟醸 いちご酵母生、いちご酵母steadyコラボも年末には出荷予定です。
今しばらくお待ち下さい。
旨い酒ございます。
お近くに酒販店さまがない場合は ネットショップをご利用下さい。
蔵元小売部にもございます.
平日OPENです。(土日祭日は店休日) 10:00-17:00