天吹酒造合資会社

9月末、造り前の最後の出張、台湾に行ってきました。

今回のイベントは「SAKELISM」
82蔵元＆酒器のメーカーさんの展示・販売イベントです。今年で3回目の開催、天吹酒造は昨年に引き続き2回目の参加です。
 
飲食店様向けの初日と2、3日目は一般の方々を対象に。3日間の来場者数は合計で約2,300人、台湾の方々の日本酒への関心が伺えます。
 
台湾の方々は食事中にお酒を飲むというよりは、食事とお酒を別々に楽しまれる傾向が強いようです。
どちらかと言えば、単品で個性あるタイプのお酒が好評でした。
 
酒質としては、カプロン酸系の華やかな香り、強すぎない綺麗な甘み、そしてキレの良いお酒を好まれるようです、現在天吹から台湾へ輸出している６アイテム中では「裏大吟醸　愛山」が特に反応が良かったです。
また、秋のお酒として販売しました「ひやおろし　雄町」も酸味とすっきりとした味わいを気に入っていただきました。
 
現在、台湾には多くの日本酒が輸入されています。日本酒の本も翻訳され、大勢の方々が日本酒を好まれ、勉強をされているようです。
 
しかし台湾の人々が感じる味覚の「甘辛」や「味わいの微妙なニュアンスが「日本語と中国語の表現」、「食文化の背景」によって違います。こちらが「このお酒は辛口」と捉えていても彼らの味覚基準でいくと「甘い」という表現になることもあります。
 
その国における表現、食文化を理解すること、そして私たちの造るお酒がその中でどう評価されるのか。
実際に現地に赴き、その土地で、現地の方々とコミュニケーションをとることができるのは非常に良い経験となりました。
 
これから酒蔵は春先まで酒造りに専念します。
外に出ることができるのは6～9月の短い期間ですが来年もイベント出張の報告させていただきますので、よろしくお願いいたします。

蔵元小売部もございます.
平日ＯＰＥＮです。（日祭日は店休日）　10:00-17:00
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