天吹酒造

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2022/03/25 会長日記

酒造りの話「瓶詰」


昔のお話しですがお酒を瓶に詰め温水の層で温め65℃に昇温、殺菌をしていました。
150年前フランスの生化学者・細菌学者パスツールが素材の風味を損なわず、ワインや酒に含まれるアルコール分を飛ばさずに行うことが可能であり、高温殺菌法と比較して、熱変性などによる品質・風味の変化が抑えられる利点があることを発見しました。
100℃以下で殺菌する低温殺菌法です。

写真は特撰1,800mlです
昔、特級酒と言い級別制度は戦後に存在した日本酒の酒税法上の分類体系で、1940年(昭和15年)から1992年(平成4年)まで続きました。

日本酒は現在は色々な方法で瓶詰、出荷されます。
生酒は濾過した酒をそのまま瓶詰、浮遊物質等は取り除かれていますが麹由来の酵素は活性で品質の変化が早いです。
従って温度管理が大事、「要冷蔵」し変化を抑制します。

業界用語で加熱殺菌を火入れと称し温度65℃で殺菌します、100℃でなく低温で殺菌できるのはアルコール分があるからです。
水は100℃で沸騰しますがアルコールは78℃で沸騰します。
タンクで貯蔵熟成する場合、濾過後火入れして貯蔵します。瓶に詰める場合再度濾過火入れをします。

瓶詰殺菌したら品質保持のため数分後水で冷却します。麹由来の酵素は失活します。
お酒は日光と温度に弱いです。
品質保持のため冷暗所保管が必要です。開栓したら2週間以内に飲みきりましょう。空気に触れると品質劣化は進みます。

天吹 純米大吟醸 春色 生  
華やかでフルーティ、春の風をイメージ

1,800ml 3,300円(税込価格)
   720ml 1,650円(税込価格)

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