天吹酒造

おしらせNEWS

2024/08/30 おしらせ

7月蔵見学のお客さま

29日午後から30日は終日、台風来襲のため臨時休業します。
愛媛からのお客さま
愛媛で「旬菜創作 ひまち」と「純な和(すみなかず)」を経営なさっている2組のお客様でした。
 見学のスタートから、見学後の試飲まで、集中力を絶やすことなく、どのような話題の説明に対しても、興味を持って熱心に耳を傾けてくださいました。初めてお聞きになられる事柄についてもご理解が早く、食のプロフェッショナルならではの切り口で、ご質問していただきました。

日本酒の原料であるお米と水と美味しさとの関わり、米の品種や産地、精米歩合、仕込み水の水質が硬水か軟水かによって、味わいにどのような影響があるのかや、寒冷な地域と温暖な地域の日本酒の味わいの傾向などが話題になっていました。

生酒、火入れをしたお酒の保管、開栓後の保管といった、購入後のお酒を美味しく飲んでいただくための注意点もご質問いただきました。
お車でお越しでしたので、試飲はドライバーの方を除く3名様でした。
純米吟醸雄町生、生酛純米大吟醸雄町、純米大吟醸愛山、超辛口特別純米火入れ、山廃純米雄町などをご案内いたしました。

蔵見学中にも、生酛造りや山廃仕込みといった伝統的な酵母の育て方をする日本酒にご興味を示してくださいましたが、山廃純米雄町を常温と燗酒で味わい、その違いを体験していただきました。
気に入っていただいた酒をご購入いただいました。宣伝はしませんでしたが、2組ともKura Master受賞酒2点もお選びいただいていました。

バンコクからのお客さま
海外向け商品のいちご、ひまわり、山廃のカップ入りのお酒のことをご存知で、蔵見学に来てくださいました。カップがかわいいのでお客様の印象に残っていたようです。関税がかかって価格が高くなりますが、バンコクでも日本酒は人気があるそうです。

また、ちょうど蔵見学前日の夜、福岡でのお食事の際に、お店に純米大吟醸linenがあるのを見つけ、お召し上がりいただいたと仰っていました。Linenについて「beautiful」だったと褒めていただきました。すでに予習済みで、天吹が花酵母を使っていることをご存じでした。
甑で一度にどれくらいのお米を蒸して、そしてそれを使ったらどれくらいの量の日本酒ができるのか、日本酒はどれくらいの期間貯蔵するのか、など質問をいただき酒造りの現場に、大変興味をお持ちのようでした。

弊社が最初に取り組んだなでしこの花酵母で造った純米吟醸雄町生を飲んでいただき、次に、見学にお越しいただくきっかけとなった純米吟醸いちご酵母生、山廃山廃雄町、純米吟醸ひまわり酵母生を試飲いただき、純米吟醸いちご酵母生にご興味を示されたので、純米吟醸雄町生と同じ酒米雄町を使用しているのに、酵母が異なるだけで味わいが違ってくることを体験していただきました。

お酒、前掛け、お猪口をご購入いただき、天吹オリジナルの箱や紙袋が好評で、日本酒をほんとうに好きで興味を持ってくださっているのだな、と感じる場面がたくさんありました。

兵庫県からのお客さま
ご主人様は日本酒愛飲歴30年とのことで、ご夫婦で日本酒を楽しんでいらっしゃり、各地で酒蔵見学のご経験をお持ちでした。
結婚30周年記念のご旅行中にお越しいただきました。弊社のほかにも酒蔵見学をなさるご予定に加え、お食事、お泊りなども、日本酒をテーマに、とてもすばらしい旅の計画を立てていらっしゃいました。

お酒関係のお仕事をなさっているのかと思うほど博識で、見学中のクイズにも余裕でさらりと正解なさっていました。
何でもご存じのお客様でしたが、もしかしたら蔵の屋根の下の風神様の鏝絵を新鮮に感じていただけたかもしれません。
左官職人さんの動きを真似るようなジェスチャーをなさったり、一瞬お顔の表情がすこし変わられたように感じたりしました。

奥様が試飲してくださいました。試飲時に、ボトルの写真を撮影なさるお客様はたくさんいらっしゃいますが、裏面までしっかり撮影なさっていらっしゃいました。細やかに記録を残される手際の良さと丁寧なご様子に、これまで一つひとつの経験を大事になさり、知見を深めていらっしゃったのだろうなという印象を持ちました。

試飲で純米吟醸雄町生と純米大吟醸愛山を気に入ってくださったようで、その2点に加え、純米大吟醸バナナ酵母生、純米大吟醸りんご酵母をご購入いただきました。大切なご旅行の思い出のひとつとしてお選びいただき大変光栄に思いました。

九州大学農学部の学生さん
農学部の学生のお客様ということで、通常より専門的な内容となりました
自家精米の話の後、製造手順通りに、洗米、蒸米、麹室、醪タンク、冷蔵庫を見ていただきながら、蔵人の井上がそこでどのような作業が行われるのかを説明しました。

温度、重量、日数、割合など数字に関する情報は具体的な数字を用いての説明や、以前の酒造りと現在の酒造りの比較、いくつかのやり方がある中でどうしてその方法を選んでいるかなどのお話もありました。

酒造りで大変なことや、大切にしていること、どんな時に充実感を味わうかといったリアリティのある経験談もありました。
試飲は、純米大吟醸linen、純米吟醸いちご酵母生、純米大吟醸愛山を紹介いたしました。
どのお酒が自分の好みに合っていたか、お互いに感想を言いあいながら味わってくださったり、和やかで明るい空気が流れていました。

若者のアルコール離れについてよく耳にするようになりましたが、落ち着いて楽しく利き酒をなさる様子に洗練された大人の印象を受けました。蔵見学をきっかけに、日本酒に興味を持っていただき、召し上がっていただく機会が増えたら嬉しいです。

天吹酒造では「酒造りをしたい」
「世界の人に旨い日本酒を味わっていただきたい」と思っているあなたを募集しています。
日本酒を世界へという未来を共に創りませんか?



天吹ファンクラブに登録いただければ情報発信いたします。
蔵元小売部 旨き酒揃っています。営業時間:8:00-18:00    
土日祭日は店休日 12:00-13:00 お昼休み
ネットショップもございます 
お近くに買える店が無い場合ご利用下さい。
一覧
ページトップへ