天吹酒造

おしらせNEWS

2026/09/25 おしらせ

8月酒蔵見学のお客さま

横浜と東京から
それぞれお盆を前に、お越しくださったお二人を、ご一緒にご案内いたしました。
お二人とも福岡や佐賀にルーツをお持ちのようでした。
お盆の時期にあわせてゆかりのある土地を訪ね、お墓参りなどの時間を過ごされる旅の途中でいらっしゃったようです。

とても暑い午後でしたので、空調設備のない酒蔵での見学の途中、5℃に保たれた貯蔵用冷蔵庫のひんやりとした空気に、少しほっとしていただけたのではないでしょうか。たまたま同じ時間にご見学いただきましたが、自然と会話が生まれ、少しずつ距離が近づいていくような空気がありました。

慣れない九州の暑さの中、お互いを気遣われる場面もあり、そのお姿が印象に残っています。
異なる旅の途中でいらっしゃったお二人が、偶然同じ時間にご見学されたことを、素敵な巡りあわせだと感じるひと時でした。

「日本酒が好き」という共通点が、お二人の距離を近づけてくれたのかもしれません。
バナナに似た香りを放つエステルの一種、酢酸イソアミルやリンゴ、洋梨、熟したメロンのような華やかな果実臭を持つ芳香性エステル、カプロン酸エチルの名前もつぶやかれていました。日本酒が好きになり勉強されたのだなと感じました

利き酒後のお買い物では、偶然にも同じ日本酒に興味を示されていました。
次に天吹を召し上がっていただくとき、この日のことをふと思い出していただけたら嬉しく思います。
 
広島からのお客さま
これまでに東北や新潟など、名だたる酒処を中心に数多くの酒蔵を訪ねてこられたそうで、酒造りについても豊富な知識とご経験をお持ちでした。
今回は、九州の酒造りに触れていただく機会となりました。

酒造りの知識は十分にお持ちでしたので、基本的な説明は割愛しながら、天吹酒造ならではの特徴や設備を中心にご案内いたしました。
仕込み水の性質や山田錦の特性といった、酒造りについての話題に花が咲き、「天吹」という銘柄の由来についてもお尋ねがありました。

中でも特に興味を持ってくださったのが、タンク貯蔵している冷蔵庫です。
冷蔵庫へ足を踏み入れると、タンクで静かに熟成を重ねる日本酒の香りが漂っています。お客様は、奥まで進まれて、時間をかけてご覧になりました。


この日の夜には広島へ戻られるとのことでしたが、帰路の博多駅でも日本酒を楽しまれるご予定とのことで、博多駅で天吹を購入できる店舗についてもお尋ねいただき、お得意先様をご案内いたしました。店舗限定の商品もご紹介し、博多駅でも天吹を楽しんでいただけることをお伝えしました。
広島へ戻られるまでの時間も、九州の日本酒を楽しんでいただけていたら嬉しいです。
酒談義になり「日本酒は酔うために飲むのではなく味わうために飲んで欲しい」と嬉しい言葉も語られました

埼玉からのお客さま
見学にお越しになりたいとの長年の想いを、お申込みの際にお聞かせいただき、お迎えする前から、お会いできる日を大変楽しみにしておりました。
「天吹は、一番好きな日本酒です」とおっしゃってくださったお客様。

普段から天吹を取り扱ってくださっている飲食店に足を運んで、天吹を楽しんでいただいているそうです。
また、「天吹」という文字を見つけるだけでも嬉しくなるとお話しくださいました。

今回は、天吹がどのような場所で造られているのかを、ご自身の目で確かめていただく機会となりました。
酒蔵には、設置時期の異なる醪タンクが並んでおり、それぞれ日付や容量などが記されています。
こうした記載が、法令に基づく酒類の数量管理、税務管理につながっていることについて、会長からのお話にも熱心に耳を傾けてくださいました。

ちょうど足を止められた琺瑯タンクに記された日付にも興味を持たれ、「母と同じくらいの年代ですね」とおっしゃり、じっくりとご覧になっていました。
お母さまが歩んでこられた年月と重ね合わせることで、タンクに刻まれた年月を、より身近に感じていただけたかもしれません。そのときの眼差しが、心に温かく残りました。
酒蔵でのひとときが、これから日本酒を召し上がる際の新たな楽しみにつながりましたら大変嬉しく思います。

約70年前頃から木桶から琺瑯タンクに変化しました
木桶は呼吸をするため、お酒などの液体が外へ自然に染み出し、目減り(蒸発)してしまいます。課税対象である酒類の目減りは、国税庁や蔵元にとって死活問題でした。
当時の行政や保健所の指導により、洗浄しやすく雑菌が繁殖しにくい金属製(琺瑯)容器が推奨されました。

韓国釜山から、
夏休みのご旅行で日本を訪れていた大学生のお客様をお迎えいたしました。
韓国でも日本酒を召し上がる機会がおありとのことですが、天吹の日本酒は今回が初めてとのことでした。

完成したお酒を味わうだけでなく、どのような場所で、どのように造られているのか、日本酒への好奇心を持っていただいたこと、そして実際に見に行ってみようと行動を起こしてくださったことに、深く感謝いたします。

この時期の酒蔵見学で、お客様の表情が一段と明るくなる場所のひとつが、貯蔵用冷蔵庫です。
夏の暑さを忘れるような心地よい冷気に包まれた庫内には、日本酒の芳しい香りが満ちています。
瓶に詰められた日本酒を味わうだけではなかなか出会うことのできない、現場ならではの日本酒の姿に触れていただけたのではないでしょうか。

利き酒では、日本酒をいくつか試していただいた後、お客様からリクエストをいただき、純米吟醸いちご酵母生をご紹介いたしました。
お客様の直感が的中したようで、大変気に入っていただけたご様子でした。
天吹をご存じなかったお客様が、いくつかのお酒を味わわれた中から、ご自身の感覚で「これが好きだ」と思える1本との出会いがありましたこと、私共も嬉しく思いました。

山口からのお客さま
夏休みのひとときを利用してお越しくださった6名様をお迎えいたしました。
会長によるご案内に熱心に耳を傾け、穏やかに見学を楽しんでくださいました。

夏の酒蔵見学の例に漏れず、見学中、楽しそうにお過ごしいただいた場所のひとつが、貯蔵用冷蔵庫でした。
冷蔵庫に入られると、心地よい冷気に包まれ、皆様も気持ちよさそうに過ごされていました。
また、庫内に満ちた日本酒の香りにも気づかれ、「いいにおい!」という声も聞かれました。
その時のお客様の嬉しそうなご様子を拝見するのは、私共にとりましても、喜ばしい瞬間のひとつです。


実際に酒蔵まで足を延ばしていただくと、目で見るだけでなく、香りや温度など、五感を通して日本酒を感じていただける場面があります。
数千リットルのタンクが並ぶ冷蔵庫、その大きさや、そこに貯蔵された日本酒から漂う香りは、普段グラスや瓶を通して親しんでいる日本酒とは、また違ったスケールを感じさせてくれます。

酒蔵見学の後には、利き酒体験も楽しんでくださいました。
皆様の間に流れる和やかな空気もまた、お酒の味わいを引き立ててくれているように感じられました。
 
香港とイギリスからのお客様
3名様とも、ロンドンで「天吹純米大吟醸バナナ酵母」を召し上がったことがおありで、天吹のことをご存じの上で、遠くから足を運んでくださいました。
イギリスからのお客様は、豊富な知識とご経験、さらには日本酒に関する資格もお持ちでした。

今回は幸運にも、社長、会長、杜氏とご挨拶を交わしていただく機会があり、もともと天吹をご存じだった皆様も、大変喜んでくださったようでした。
杜氏には酒造りについて直接ご質問もいただき、以前ロンドンで召し上がられた「天吹純米大吟醸バナナ酵母」の開発やリニューアルの経緯について、話が弾んだそうです。

また、写真撮影を得意とされるお客様は、歴史を重ねてきた酒蔵や中庭を背景に、人物を主役に撮影なさる時もあれば、景観そのものを主役になさる時もあり、その場の魅力を引き立てる構図を、瞬時に見極めていらっしゃいました。
その一枚一枚が、皆様の旅の思い出の1ページとして残っていくことを、心から嬉しく思います。

今回特に印象に残ったのが、お客様のお一人が大きな空のスーツケースをお持ちくださっていたことです。
天吹の日本酒を持ち帰るためとのことで、利き酒体験で気に入られたお酒をたくさん詰めてお帰りになりました。
海外からお越しのお客様が日本酒を楽しむ旅をなさっているご様子を、感慨深くお見送りいたしました。
 
台湾出身のお客さま
現在はフランスで日本酒ソムリエとしてご活躍されているお客様をお迎えいたしました。
パリで開催されたイベントをきっかけに天吹の日本酒に興味を持っていただき、天吹を訪ねてくださいました。
日本語が堪能で、日本語でのご案内も十分に理解していただきました。


この日は、工事が進む中、いつもとは少し異なる酒蔵をご覧いただくこととなりました。
暑さの厳しい日でしたが、会長の話に耳を傾けながら、蔵の中のさまざまなものに目を向け、気になられたことを一つひとつ尋ねていらっしゃいました。
その眼差しから、酒蔵を知ろうとしてくださるお気持ちが伝わってくるようでした。


また、口頭でのご案内の中では、「工事」と「麹」という、どちらも「こうじ」と聞こえる言葉が登場しました。
どちらの「こうじ」についてのお話なのかを確かめながら、注意深く耳を傾けていらっしゃいました。
言葉の一つひとつを大切に受け取ろうとしてくださっていたからこそ、確かめられたことだったのかもしれません。


すでに天吹をいろいろと召し上がっていらっしゃったため、利き酒体験では、まだ召し上がられたことのないお酒を中心にお楽しみいただきました。
日本酒を好きになり、その魅力を学び、資格を取得し、フランスで日本酒を伝えていらっしゃる方が、こうして遠く日本の酒蔵まで足を運んでくださったこと。日本酒を通じて、こうしたご縁をいただけたことを、ありがたく感じた一日でした。

横浜からのお客さま、
お祝い事で佐賀にお見えになった際に、ご親戚の方と一緒に、天吹酒造に足を運んでくださいました。こちらへお越しになる際には、酒蔵巡りを楽しみにされているそうです。
その土地で造られたお酒を、その土地で味わうという、素敵な日本酒の楽しみ方を身に付けていらっしゃいました。
日本酒がお好きなことは、ご一緒のご親戚の方もよくご存じで、ご本人の「好き」を一緒に喜んでくださるような、優しい眼差しが印象に残りました。

仕込み水の違いにも興味をお持ちでした。
天吹の仕込み水には「やわらかい」印象がありますが、同じ佐賀県の酒蔵と言っても、例えば、山の麓にあるか、山からどのくらい離れているかなど、土地によって仕込み水にもそれぞれ違いがあります。
仕込み水の個性も、その蔵ならではのお酒の特徴を決める要素の一つという会長の話に、時折ご質問を交えながら、熱心に耳を傾けていらっしゃいました。


利き酒では、それぞれのお酒について慣れたご様子でメモを残していらっしゃり、ご自身の利き酒のスタイルをお持ちで、とてもカッコよく映りました。
最初にご紹介した純米吟醸雄町生については、「“香り”を飲んでいるようだ」とのご感想をいただき、「誰かに贈り物をするならこれ」ともおっしゃっていました。これからも、各地の美味しい日本酒との出会いを楽しんでいかれることを、心より願っております。

 

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