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伝統的手法で酵母を育てる

更新日:2015/03/20
前回は現代流、今回は江戸時代から受け継がれた酵母の育て方生酛(きもと)造りです。


この手法は自然界の法則が巧みに利用されています。
麹と冷たく冷やした蒸米、それに仕込み水を加えます、固まった蒸米を手先で揉みほぐし麹と混じり合うようにします。手先が冷たいです。

翌日荒櫂(あらがい)をいれ時間を計って物量をすり潰します、目的は麹の酵素作用で蒸米のデンプン糖化作用を助けるためです。
酒蔵の中に棲んでいる乳酸菌が繁殖しやがて自ら生成した酸によって死滅します。ここまで2週間。
もはや雑菌や野生酵母が入り込む余地はありません。

ここでしゃくなげ酵母を加えじわじわ繁殖させます、加えた酵母のなかでも生命力の弱いものは淘汰され生存競争を生き抜いた酵母だけが育ちます。約一ヶ月生酛酒母が完成です。
私のイメージですが酒質はオーケストラのように広がりがあり深みを感じます。


福興応援・交流の酒 純米吟醸 絆伝心 いちご酵母
商品の特徴
ベリー系フルーツの芳しい香りが優雅に鼻孔をくすぐり、舌の上で暖めると豊かな旨みがほどよい酸味と一体となりゆっくりと切れ上がる。
べたつき、重たさはなく、お米の旨さを恐縮させたイメージ。
豚の角煮など油脂系の料理にも力強く対応できる。
720ml  1,500円(税抜価格)

蔵元小売部もございます.
平日OPENです。(日祭日は店休日) 10:00-17:00
お近くに酒販店さまがない場合は
ネットショップをご利用下さい

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