天吹酒造

おしらせNEWS

2024/02/02 おしらせ

生酛造り作業が始まりました



弊社の生酛造りの商品は「天吹 生酛純米大吟醸」です
生酛造りとは「酛摺り(山卸し)(櫂棒で磨り潰す作業)」を行う製法が「生酛造り」です。

日本酒を造る過程に「酒母造り」があります。酒母とは読んで字の如し酒の母です。仕込み水にいる硝酸還元菌、空気中や蔵の壁、天井など自然に自生する乳酸菌を繁殖させて酒造りに使っていました。

米や米麹を低温ですり潰し、ドロドロの液体にして乳酸菌が発生しやすい環境を作り、空気中の乳酸菌を取り入れ、増やしていきます。
スッキリとしたキレがありつつも濃醇なその味わいは、燗酒にぴったりです。
現在は酵母を培養添加しますがこの酒母が、日本酒の原型である「醪(もろみ)」の基礎になります。

酒母は糖をアルコールに変える酵母の集合体ですが、酵母とともに重要なのが乳酸菌の存在です。乳酸菌から生まれる乳酸には、日本酒にとって必要のない雑菌を死滅させる役割があります。
乳酸が入っていない酒母はさまざまな雑菌によって侵食され、やがて腐ってしまいます。酒母において、いわば酵母と乳酸は二人三脚の存在といえるわけです。山卸し(酛摺り)とは、乳酸菌を添加せず一から乳酸を育てる昔ながらの製法のことです。

山廃仕込みとは
酒母造りの製法のひとつである山廃は「やまはい」と読み、「山卸廃止酛(やまおろしはいしもと)」が正式名称です。
山廃仕込みは、山卸し(酛摺り)をせずに乳酸菌を培養して、日本酒を造る製法を指します。
生酛から【山】卸しを【廃】止した製法なので、「山廃」というわけです。
麹に含まれる液化酵素が蒸米を溶かしてドロドロの液体にしてくれるので磨り潰す作業が廃止できます。

蔵開きは:3月2日(土曜)3日(日曜)10:00より開催します

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蔵元小売部 旨き酒揃っています。営業時間:8:00-18:00  
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