天吹酒造

おしらせNEWS

2025/02/21 おしらせ

1月蔵見学のお客さま


2025年最初のお客様は、韓国からのお客様でした。
冒頭、私共が花から分離した花酵母で酒造りをしているとことを紹介すると、驚きの声があがり、多くの方が花酵母に興味を持ってくださったようです。東京農業大学醸造学科教授が花酵母に着目した話をすると日本には醸造が学べる大学があるということにも驚かれたようです。
 
蔵見学では、「何をしているのだろう?」「どのように使う道具だろう?」と関心が高く質問が多々ありました。

2階の約50年前まで使用していた仕込み桶の前では、桶の大きさが際立つよう桶の前に並んで記念撮影をなさるお客様もいらっしゃいました。
また、仕込み桶の中には、板の間にすこし隙間ができているものがありますが、その隙間は、ある方法で塞ぐと再び使用することができるようになります。その方法について、クイズ形式で皆様にお尋ねしたところ、皆様からは、松ヤニを使う、蝋を使う等、ユニークなアイデアが次々と飛び出しました。お客様方の豊かな発想力が感じられる一場面でした。
 
すべてのお客様が試飲お楽しみくださいました。
皆様、1杯ごとにそれぞれの日本酒にどの花酵母が使用されているか関心を寄せ、卓上の花の写真を確認しながら味わってくださいました。
「天吹 純米大吟醸愛山」「天吹 純米吟醸雄町 生」を気に入ってくださったお客様が多く、実際に試飲なさった日本酒の中から1、2本をご購入くださったお客様がたくさんいらっしゃいました。

皆様、賞味期限や旅行中の温度管理にも気を配られ、美味しい状態でお持ち帰りになることを重視され、日本酒を大切に扱ってくださるお気持ちが大変ありがたく、深く印象的に残りました。


福岡からのお客さま
お客様は農業に関わるお仕事に携わっていらっしゃるようで、最初から最後まで活発にご質問も寄せていただきました。
ご質問の内容からお米作りに携わっていらっしゃる方が多い印象でしたがいちご生産者のお客様もいらっしゃり、弊社にいちごの花から採った花酵母を使用した商品があることを知って、興味を持っていただいたようでした。
 
“純米”ということばが含まれるものは、米と米麹だけで造られた日本酒で、醸造アルコールを使用すると、“純米”ということばは付きません。
弊社の大きな特徴の一つは、自然のお花から採った酵母を使用していることですが、花酵母を用いて醸している日本酒の多くは、米と米麹だけを原料としています。

“純米”と付く種類の日本酒の魅力について皆様にアピールいたしました。
この時に、原料のお米を削るお話をいたしましたが、その時に出る米ぬかについてご興味をお持ちになったお客様がいらっしゃり、その用途についてご質問をいただきました。
酒造りに使わないお米(糠)にも関心を持たれた点が、お米を日頃から大切に扱っていらっしゃる方ならではの着眼点だと感心いたしました。
 
また、お酒に強い人と弱い人がいるのはなぜだろうという話題を問いかけられたお客様がいらっしゃいました。
モンゴロイド系の遺伝子特有の特徴で、日本人の中には、約5%、お酒を飲めない人がいるそうです。日本人には、飲めない人の他にも、お酒に弱い人の割合も多いので、お酒の席では、無理強いすることなく、皆様それぞれの量とペースで、楽しい時間を過ごしていただきたいです。

ワイングラスでの試飲でしたが、あるお客様がワイングラスをご覧になって、1杯目をお注ぎする直前に、ワイングラスの形状には理由があることについて皆様に解説してくださいました。
グラスの球体に近い形は、器の空間に香りが留まり、飲み口がすぼまっていることで、香りがグラスの外に出にくいため、より香りを楽しむのに適しているとのことでした。 試飲後は、多くの方がお買い物まで楽しんでくださいました。



全国農業担い手サミット in 佐賀
1月に佐賀県内で、2日間にわたり「全国農業担い手サミット」が開催されました。
全国の意欲ある農業担い手の皆さんが一堂に会し、相互研鑽や交流を通じて農業経営の現状や課題についての認識を深め、自らの経営改善と地域農業・農村の発展をめざす意義深いイベントで、佐賀県での開催は初めてとのことです。

サミット2日目は、参加者の皆様が佐賀県内6つの地域に分かれ、農産物の生産現場などを視察なさいました。その視察先のひとつとして、天吹酒造にもたくさんのお客様をお迎えいたしました。
 
農業のプロフェッショナルの皆様ということもあり、蔵見学では、日本酒の原料であるお米に感心が集中し、普段はあまりお客様にお話しする機会のないことにも話題が広がりました。
精米後、ロールとの摩擦により水分が少なくなった酒米を20日程度空気とのふれあいで吸水歩合を高めるため静置する場所、洗米方法、甑で蒸す工程など、見学しながらお話をいたしました。
また、精米した外殻の利用についてのご質問もいただきました。
赤糠は飼料、肥料、白糠は米粉、お菓子などに利用されると、詳しくご存知のお客様からお答えがありました。

さすが全国から集まられたお客様とあって、色々な地方の言葉が飛び交い、いつもとは異なる活気あふれる雰囲気での試飲、お買い物の時間となりました。遠く東北からお越しのお客様もいらっしゃり、普段はほとんど聞くことのない東北地方の方言も聞かれました。
 
たくさんのお客様がお買い物も楽しんでくださいました。
試飲で気に入ったお酒をお買上げくださった方、リニューアルされたばかりの純米大吟醸バナナ酵母生のラベルを気に入ってくださった方、懇親会で召し上がっていただいた純米大吟醸50や純米吟醸knit生を選んでいただいた方、佐賀らしさのある純米吟醸鎮西八郎50をご購入くださった方など様々でした。
また、有田焼のかんぱいかっぷや、塗り枡等、思い出として長く残していただけるグッズもたくさんお求めいただきました。


 鹿児島からのお客さま様
福岡での研修帰りに、蔵見学にお立ち寄りいただきました。
偶然テレビで佐賀の酒蔵をご覧になったお客様が、佐賀の酒蔵について調べてくださり、天吹の蔵見学を立ち寄り先として提案してくださったそうです。
 
当日は晴天に恵まれ温かい午後でしたので、
中庭の木々や国の登録優県文化財である建物の白壁が陽の光に照らされ、ひと際美しく映えていました。
酒蔵の入り口では、青々とした杉玉がひときわ存在感を放っており、杉玉の役割についてもご質問をいただきました。
 
蔵の2階では、まず、昔実際に使用していた木桶をご紹介いたしました。木桶とステンレスタンクの違いについてご質問をいただきました。
その後、暖気(樽)をご紹介いたしました。
通常は、お客様に暖気を持ち上げていただき、酒造りの道具の重さを実感していただくことで、かつての酒造りがいかに力仕事だったかを想像していただくのですが、今回は漁師の皆様でいらっしゃいましたので、「いつも錨を持っているからね」笑顔でおっしゃり、暖気を持っても全く重たいと感じられなかったようです。
 
試飲では、純米吟醸雄町生や純米大吟醸バナナ酵母生は、飲みやすく女性に人気がありそうだと仰っていました、追加で超辛口特別純米火入れをおすすめしたところ、「これは飲みやすい」と気に入ってくださったようでした。
 
鹿児島からのお客様でしたので、日本酒より焼酎の方が身近な存在だと感じていらっしゃるお客様が多かったようですが、試飲をなさらなかったお客様もお買い物を楽しんでくださいました。さらにお客様がバスのドライバーの方にも日本酒をご宣伝してくださり、ドライバー様も日本酒をご購入くださいました。

普段焼酎に馴染みの深いお客様が、日本酒に感心を持っていただき、たくさんご質問をいただけましたことに、感謝いたしております。
日本酒もおいしいな、と思っていただき、今後日本酒を召し上がっていただく機会が増えると嬉しいです。

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