12月蔵見学のお客さま

福岡からのお客様
以前、福岡で天吹 純米大吟醸 愛山を召し上がられ、その美味しさをきっかけに当蔵を訪問いただいたとのことです。
天吹を気に入っていただき、造り手や製造工程について興味を持ち、お時間を割いて現場をご覧になる熱意に、心から感謝申し上げます。
蔵見学では、まず洗米、蒸米を行っている場所にご案内いたしました。
甑を目にされ、その大きさに驚かれたようです。
醪タンクでは、異なる花酵母を使用した醪を観察いただき、花酵母が異なれば、違う香りがすることにお気づきになられました。
また2階では、木桶や古い道具をご覧になった後、暖気樽を持ち上げていただきました。
その重さや、そこにお湯を加えた際の更なる重量を想像され、昔の酒造りがいかに力仕事であったかを実感していただけたようです。
ご主人様は車でお越しだったので試飲はお出来になりませんでしたが、奥様のお隣で、一緒にグラスの香りを確かめられ、利き酒をされた奥様の感想に耳を傾けていらっしゃいました。
奥様は、一つひとつ丁寧に香りや味を比較なさり、お二人で慎重にご購入される日本酒をお選びになりました。
ご自宅用の他にも、ご進物やご家族への日本酒をお選びいただきありがとうございました。

福岡からのお客様
海外にお住まいのご友人ご夫妻をお連れくださいました。
ご来訪の前には吉野ケ里遺跡をご覧になり、日本の歴史や文化に触れられた後での天吹訪問、大切なご友人を心を込めておもてなしされている雰囲気が、見学中も終始感じられ、大変印象的なひとときとなりました。
蔵見学では、花酵母や経過日数の違いによって見た目や香りが異なる醪のタンクをいくつかご覧いただきました。
また蔵の2階では、50年ほど前まで使われていた木製の仕込み桶や道具をご紹介した際、四角い木製の蒸籠にお気づきになられ「わぁ懐かしい!」という声が上がりました。
天吹の大きな特徴の一つは、花の中から分離された花酵母を使って日本酒を造っていることですが、そのご紹介をすると、花酵母のストーリーに大変興味を持ってくださいました。
どのようにして発見されたのか、どんな花から酵母が取れるのか、なぜ花に注目したのか、どれくらい希少なのか等、多くのご質問をいただき、会長の説明を、相槌を打ちながら熱心にお聞きになって、何度も「面白い!」と仰ってくださいました。このような熱意ある反応をいただくと、非常に励みとなります。
試飲を通して、香りや味わいの違いから、花酵母の個性を感じていただけたようです。
イギリス人のご主人様は、普段、フランスのワインやドイツのビールを好まれると伺いましたが、日本酒にも関心を持ってくださり、チャレンジしてくださいました。そのご様子に、奥様も驚きながらも喜ばれていたのが印象的でした。
異なる国籍をお持ちのご夫婦が、お互いのバックグラウンドに理解を示し合い、共感や発見を重ねながら育んでいらっしゃった絆の深さを感じ、温かい気持ちになりました。
折しも、日本酒を含む、「日本の伝統的酒造り」がユネスコ無形文化遺産に登録されたばかりということもあり、これを機に国内外問わず、ますます多くの方々に日本酒の美味しさや日本酒造りの面白さを体験していただけたら嬉しいです。

香港からのお客様
終始、活気に満ち、和気あいあいとした雰囲気で、写真撮影も盛り上がりました。
たくさんのご質問をいただき、ご案内中のクイズにも積極的に参加してくださいました。
ご質問の内容も、具体的な数字のお尋ねや発酵期間中の温度など踏み込んだ内容のものが多く、日本酒造りに関心を持ってご案内を聞いてくださっていることがわかりました。
蔵の2階では、約50年前まで現役だった木製の木桶や道具類を見ていただきました。
大きな仕込み桶の一つには、板と板の間に少し隙間が空いている箇所があります。
1週間後にこの仕込み桶を使おうと思ったら、とある方法でこの隙間を埋めると、桶を使用できるようになるのですが、「どのようにしたらいいのでしょうか?」とクイズ形式でお客様に問いかけました。
タガの位置をずらして全体を締める、蝋を塗る、板を1枚持ってきて隙間をふさぐ等、様々なアイデアを出していただきました。
これまでのお客様の中で、一番多くのアイデアをお答えくださったのではないかと思います。 正解は何でしょうか?
試飲では、最初の純米吟醸雄町生の利き酒が始まって間もなく、前日に召し上がられた日本酒と比較なさって、はっきりとした違いを感じられ、驚かれたようでした。前日に召し上がられた日本酒の酒米も雄町だったそうです。
日本酒がどれも似たようなものばかりではないことを実体験していただき、一層の関心を寄せていただくきっかけとなったようでした。
冷やして飲むのが適している日本酒と、燗をつけて飲むのに向いている日本酒の見分け方についてご質問がありました。
試飲中のボトルをお手に取られ、ラベルを注意深くご覧になりながらお聞きになったばかりの会長の説明を反復して、答え合わせをなさっていました。ご帰国後も日本酒を楽しんでくださるおつもりでいらっしゃることが想像できるご質問をいただき、大変嬉しく思いました。
お買い物も大いに盛り上がりました。
天吹 純米大吟醸 愛山が一番人気で、店頭に並んでいる720mlの他、1,800mlもご購入いただきました。
続いて純米大吟醸バナナ酵母生が人気でした。
その他に、生酛純米大吟醸雄町や天の息吹特別純米2009BY、京都千年抹茶酒、酒燗樽等たくさんお買い求めいただきました。
お客様から嬉しい礼状いただきましたので掲載させていただきます。
昨日は、見学させていただいてありがとうございました。
お酒が発酵する様子まで見せていただいて、また会長さんのクイズを交えての説明も大変わかりやすかったです。特に、花酵母の説明を聞いたのは初めてだったので、特に興味深かったです。ロンドン在住の友達夫婦も私の夫も、花酵母には感動していました。特に友達は、「美味しい。これは外国人に受ける。特にフランス人。」と話していました。
今回の旅の計画は私が立て、どこの蔵元さんにしようか迷いましたが、天吹さんにして大正解でした。
本当にありがとうございました。
蔵元より
昨年も多くのお客様に蔵見学おいでいただきありがとうございました
酒仕込み期間中、発酵タンクから漂う香りは酵母が醸します、プチプチ泡が弾ける音は「頑張って酒造ってるぞ」の大合唱に聴こえます。
蔵見学にお越しいただき、酵母のささやき、合唱を感じて「日本酒ファン」になっていただけると嬉しいです。
新春蔵開き 2月1(土)、2(日)です。
予約の必要はございません、プレミアム角打ち、蔵見学、手作り作家さんの展示即売などお楽しみください
佐賀、福岡で聴いた懐かしい天吹酒造コマーシャルソングです
クリック後新規ウインドーで御覧ください
詳しくは1月4日HP ー新春蔵開きのおしらせー に掲載しました。
https://www.amabuki.co.jp/news/000787.php
蔵元小売部 旨き酒揃っています。営業時間:8:00-18:00
土日祭日は店休日 12:00-13:00 お昼休み
ネットショップもございます
お近くに買える店が無い場合ご利用下さい。
蔵見学も予約いただければ案内いたします。